皆さんは、腸の働きについて知っていますか?
腸には、食べ物の消化・吸収・排泄以外にも重要な役割があるのです。
その1つが血液を作り出す源であること。
良質な血液によるスムーズな血流は、自律神経を安定させたり、体の過度な緊張を防いでくれます。
そして2つ目は、幸福物質「セロトニン」を生成するということ。
脳内での分泌量はごくわずか数%であり、約95%は腸壁でつくられています。
便秘などで腸内環境が悪化すると、腐敗物質や毒素がいっぱいの血液が全身を巡り、さまざまな不調をもたらします。
腸内環境を整えるには、腸が喜ぶ食べ物を食べることが一番です。
(前回の記事もチェックしてみてください★)

しかし、今の食生活は腸にとって良いのかな?と不安になることもあると思います。
そこで今回は、腸の状態をセルフチェックする方法をご紹介します。
ぜひ最後まで、ご覧ください(^ ^)
健康な便の目安
私たちの腸が健康に働いているかどうか、そのいちばんわかりやすいバロメーターが日々の便です。
便は腸からのメッセージのようなもの。
調子良く働いているときは立派な便を出してくれますし、今一つ調子が良くないときは硬い便ややわらかい便を出してきます。
最も調子が悪いときには、便秘や下痢で不調のメッセージを送ってくるのです。
ですので、毎日トイレのたびにじっくりチェックする習慣を身につけましょう!
健康な便の目安
色
黄色〜明るい茶色
形状・硬さ
ゆるすぎず硬すぎないバナナ状
量
150〜200gほど
排便間隔
1日に1〜3回
便秘の症状からみる不調
便秘の症状はさまざまですが、多いのは次の3つです。
乾燥して硬い便が出る
暗い色で水に沈んだり、コロコロした形状の硬い便が出る場合は、普段の食生活に原因があることが多いです。
辛いもの、脂っこいもの、甘いもの、お酒などの摂りすぎは、腸の中の潤いが足りなくなり、便がカチカチになりやすいです。
他にも、「口の中が乾く」「口臭がある」「尿の色が濃い」などの症状を伴うこともあります。
暴飲暴食は胃腸を弱らせます。日々の食生活を見直しましょう。
お腹が張って出にくい
強いストレスや心配事がある、悲しいことがあったなどの精神的なダメージは腸にも影響します。
他にも「ゲップが出る」「おならが多い」「イライラする」「下痢と便秘を繰り返す」などの症状を伴うなら、まずはリラックスする時間を作りましょう。
香りの良いものを嗅ぐ、ぼーっとする時間を作る、たっぷり寝る、軽い運動をするなど、心身をリラックスさせるための時間の確保が大事です。
排便後にぐったりする
内臓がたるみ、押し出す力がない状態です。
「冷えやすい」「冷たいものをよく飲む」「汗をかきやすい」「汗がなかなか引かない」「動悸・めまいを感じる」なども思い当たりませんか?
食事量が少ないことも考えられるので、バランスの良い食事を心がけましょう。
また、水も含め、体温より冷たいものを飲んだり、生野菜サラダなどでを大量に食べたりしないよう、できるだけ消化に良い食べ物、調理法でいただくようにしましょう。
内臓の位置を保つために適度な筋力も必要なので、運動もおすすめです。
便秘や下痢を頻繁に繰り返すなどの異常がある場合は、一時的な不調ではなく病気の可能性もありますので必ず医療機関を受診するようにしてください。
まとめ
便は、腸からのメッセージ!
このメッセージを利用しないのは、もったいないです( ; ; )
食べたものと便の両方をチェックすることで、「こういうものを食べていると、こういう便が出るんだな」ということがつかめてきます。
「肉ばかり食べていたから今日は便がゆるい」「野菜が少ないと便秘になる」「昨日冷たいものを食べすぎたから下痢になったんだ」「アルコールを飲み過ぎると決まって下痢になる」
などど自分の腸の様子をチェックし、便の調子が良かった時の食事や生活習慣を継続するように心がけてみてください。
今回は、便をチェックするというなかなかマニアックな内容でしたが(笑)、皆さんの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました★