太るメカニズム「脂肪の肥大・増殖」とは?

お腹の肉を摘む女性
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こんにちは、ムサシです。

「太る」とは言っても細胞レベルで見たこともないし、実際どんな流れで体脂肪が増えていくんだろう?

よくよく考えてみると気になりませんか?

その辺りについての資料があったので、簡潔にまとめました。

目次

脂肪細胞の「肥大・増殖」の流れ

肥満は単に標準体重より重いことではなく、体脂肪が過剰に蓄積した状態で、脂肪細胞の数が増えたり、脂肪細胞自体が大きくなったりする状態のことをいいます。

体脂肪は脂肪細胞内(脂肪滴)に中性脂肪を取り込み肥大しますが、

その原因は、

①高血糖
②高中性脂肪
③インスリン分泌

これらの状態が続くと脂肪細胞は大きくなり、数を増やします。

成人普通体重者の脂肪細胞は直径 70~90 マイクロメートル である。
どのように肥満が起こっても,約 130マイクロメートルまでは肥大するが、それ以上は肥大しない。軽度の肥満(BMI 約 27)までは脂肪細胞は肥大のみでも対応できる。しかし,生体がこれ以上に栄養を貯蔵させようとすると、脂肪細胞は肥大のみでは対処できず、これ以上太るには,脂肪細胞は分裂して数を増やすしかない。


ヒト成人肥満は,1.肥大優勢型(Hypertrophy predominant type)、2.肥大・増殖型(Hypertrophy and Hyperplasia type)、3.増殖優勢型(Hyperplasia predominant type)とするのが妥当ではないかと思われる。


肥大優勢型は BMI30 の前半までであり、肥大・増殖型は BMI30 以上でみられ、そして増殖優勢型は BMI40 以上で認められる。
これらの結果は,肥大優勢型→肥大・増殖型→増殖優勢型へと進行することを示唆しており、さらに、増殖優勢型における新生細胞にさらに脂肪が貯蔵されれば、再び肥大優勢型となる。高度肥満例では、この過程を繰り返しながら進行していったものと考えられる。

第124回日本医学会シンポジウム/肥満の科学[ II ]肥満のメカニズム(脂肪細胞の増殖)

このように脂肪細胞が大きくなったり、増えたりするのにはサイクルがあります。

脂肪細胞の「肥大・増殖」タイプ

肥大優勢型

BMI30 の前半

肥大・増殖型

BMI30 以上

増殖優勢型

BMI40 以上

肥満は「肥大優勢型」→「肥大・増殖型」→「増殖優勢型」へと進行する。

このことから、BMI30 の前半のうちに予防・改善しなければ、脂肪細胞自体が増えるため物理的にリバウンドしやすいと考えられます

(脂肪細胞の数自体を減らすには医療機器を使用する必要があります)

まとめ

肥満は先延ばしにすれば痩せにくく、太りやすい身体になるということを知ることができました。

ここでは触れてませんが、

体重増加傾向にある方のほとんどは、
本人は気づかないような何かしらの「不調や機能低下」を起こしてしまっているケースが多く、まずはそれらの改善を最優先に行っていく必要があります。

健康体を目指す。結果として見た目が変わる。

これこそがリバウンドのないダイエットであり、最高の身体づくりだと考えます

最後までご覧いただき、ありがとうございました!



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